このページのリンクには広告が含まれています。 NFT

NFTの初期費用は?出品時のガス代や手数料を解説【出品者向け】

2022年12月14日

NFTの初期費用、出品時のガス代や手数料を出品者向けに解説

NFTの出品にはどれくらい費用がかかる?費用を抑える方法はあるの?
おすすめのマーケットプレイスも知りたい…

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • NFTを出品する際の初期費用
  • 初期費用を抑えて出品する方法
  • NFTが売れた後にかかる費用
  • NFTマーケットプレイスの手数料比較

この記事を読むと、NFTの出品にかかる費用がわかり、初めての方でも安心して出品できるようになります。

NFTの出品には仮想通貨が必要になりますので、まずはコインチェックで口座開設しましょう。

口座開設は完全無料、たったの5分で完了します。

コインチェックで口座開設する

【はじめに】NFTにかかる費用は変動します

本題に入る前に、覚えておいていただきたいことがあります。

NFTを出品するための初期費用は、常に変動します。

NFTにかかる手数料は、通常仮想通貨ベース(単位)で決められているからです。

例えば、手数料が「1回あたり○○ETH」とイーサリアム単位だった場合、ETHの価格と連動して費用も変化します。
また、ガス代はネットワークの取引混雑状況の影響を受けるため、秒単位で価格が変動します。

あなたがいつ、どのタイミングでNFTを出品するかによって、初期費用は変わってくることを頭に入れておいてください。

ガス代とは?

NFTは、それが唯一無二の本物であることを証明するため、ブロックチェーン上に取引が記録されていきます。

ガス代とは、ブロックチェーン上の処理(取引記録の書き込み)を行ってくれている方々への対価(手数料)です。

そのため、NFTの取引や所有権の証明が必要となる度に発生します。

すべての取引を記録することで、データの所有権を証明できます。

NFTを出品する際の初期費用は0円(無料)

それでは、NFTを出品する際の初期費用について、具体的に確認していきましょう。

世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」を例に説明します。

OpenSeaについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
OpenSeaの特徴・始め方・使い方・注意点を初心者向けに解説
OpenSea(オープンシー)とは?始め方、使い方、注意点を解説【初心者向け】

続きを見る

出品するのは完全無料

実は、自分のNFT作品を出品(アップロード)するだけなら無料でできます。

イメージは無人販売所のようなものです。

商品を並べるだけであれば、通常お金はかかりません。

それと同じで、商品棚に陳列するだけなら、取引は発生していないのでガス代はかからないということです。

では、どんなときにガス代が発生するのでしょうか。

ガス代①:イーサリアムでの作品の初回販売時(1,770円~17,700円)

先ほど「出品するだけなら無料」と限定する表現を使いました。

実は、イーサリアムで初めて作品を販売する場合は、初回のみイーサリアムネットワークの利用料がかかります。

このときのガス代は、0.01~0.1ETH(1,770円~17,700円)程度と言われています。時期や混雑状況によっても変わります。

先ほどの無人販売所を例にすると、商品を並べるのは無料でできますが、商品を販売するためには営業許可が必要です。

このガス代は「営業許可の手数料を払ってね!」と言われている状態というわけです。

ただし、一度NFT作品へのアクセス権が許可されれば、2回目以降、同じコレクションからの出品の際にはガス代はかかりません。

ガス代②:オファーの受け入れ(177円~885円)

OpenSeaでは購入希望者が「この金額で買いたい!」とオファーする仕組みがあります。

出品者は、このオファーを受け入れるときにガス代を支払うことになっています。

このときのガス代は、0.001~0.005ETH(177円~885円)程度のイメージです。

Openseaを見ていると、オファーは出品者が設定した販売価格よりも安いことが多いようです。

納得できる金額であれば、ガス代も考慮したうえでオファーを受けてみるのも手です。まずは売れないと始まらないですから。

ガス代③:出品のキャンセルや値上げ(885円~1,770円)

出品をキャンセルするには、他のユーザーがその出品を利用できないようにするためのガス代が必要となります。

また、出品価格の値下げは無料ですが、値下げした後に出品をキャンセルした場合は、値下げの回数分のガス代がかかります。

値上げするには、一旦出品をキャンセルして再度出品し直さないといけません。
よって、上記の出品キャンセル手数料がかかります。

このときのガス代は、0.005〜0.01ETH(885円~1,770円)程度のイメージです。

ガス代④:友人や自分の他のウォレット等に送る(177円~885円)

友人、コミュニティメンバー、自分の他のウォレットにNFTを送りたい場合があると思います。

その場合、OpenSeaではNFTを転送する機能がありますが、手数料がかかります。

このときのガス代は、0.001~0.005ETH(177円~885円)程度のイメージです。

余計なガス代を払わないためにも、手数料発生のルールを理解しておきましょう。

この記事では2022年12月時点のチャートをもとに「1ETH=17.7万円」で算出しています。

初期費用を抑えて出品する方法

初期費用を抑えて出品する方法は、以下のとおりです。

  • ネットワーク混雑時の利用を避ける
  • 安いネットワークを選ぶ
  • 送金手数料が安い仮想通貨取引所を選ぶ

ネットワーク混雑時の利用を避ける

イーサリアムは、ネットワークが混雑しているほど手数料が高くなります。

なるべく取引数が少ない日や時間帯を狙いましょう。

リアルタイムの混雑状況は、ETH GAS STATIONなどで確認できます。

ETH Gas Stationのイーサリアムのガス代の画面
ETH GAS STATIONより。左は取引時間、右は使用状況(100に近いほど混雑)の目安

また、処理速度は「高速」「中速」「低速」から選べます。

「高速」なほど手数料が高くなるので、処理速度を「低速」にすれば、ガス代を抑えられます。

安いネットワークを選ぶ

イーサリアムでは初回の作品販売時にネットワーク利用料がかかるとお伝えしました。

そこで、ガス代が安いブロックチェーンを使用すれば手数料は抑えられます。

OpenSeaでは、以下の3つのネットワーク上にあるNFT作品を売買できます。

  • Ethereum(イーサリアム)
  • Polygon(ポリゴン)
  • Klaytn(クレイトン)

イーサリアムに比べて、ポリゴンはガス代が安く済みます。

タイミングイーサリアムポリゴン
はじめて作品を出品するとき×
購入オファーを受けいれるとき
販売設定をキャンセルするとき
作品を無償配布するとき×
作品データをIPFSに保存するとき×

ポリゴンチェーンなら、はじめての出品時や作品の転送時にガス代がかかりません。

ただし、ポリゴンチェーンはガス代の節約にはおすすめですが、利用者数が少ないというデメリットがあります。
「利用者数が少ない=手数料がかからない」というわけです。

初心者の出品にはあまり適していませんが、どうしてもガス代を抑えたい場合は検討してみてもいいかと思います。

ポリゴンを利用するにはまず、ポリゴンをウォレットと接続する必要があります。

送金手数料が安い仮想通貨取引所を選ぶ

NFT出品時はガス代として仮想通貨が必要となる場合があります。

仮想通貨取引所では、仮想通貨の購入手数料(取引手数料)や送金手数料が発生します。

そのため、なるべく購入・送金手数料が安い仮想通貨取引所を利用すれば、コストを削減できます。

販売から二次流通以降にかかる費用

出品にかかる初期費用について確認してきましたが、実際に売れてからの手数料はどうなっているのでしょうか。

順番に確認していきます。

NFT商品が売れた時の販売手数料(2.5%)【出品者負担】

NFT商品が売れると、販売価格の2.5%がOpenSeaに支払われます。

これは、商品が売れた際に販売価格から差し引かれます

出品者の手元には、販売手数料を差し引いた金額が売り上げとして入ってきます。

販売手数料を差し引かれるのは惜しいかもしれませんが、NFTが売れれば利益は出ます。

販売された時のガス代【購入者負担】

あなたが設定した販売価格で購入されたとき、購入にかかるガス代は購入者が払います

そのため、出品者の負担はありません。

これはレイジーミンティングと呼ばれるもので、NFT の鋳造(ミンティング)を出品時ではなく販売後に行っているためです。

出品者負担だったガス代を購入者負担とすることで、出品者の負担を減らし、より多くの出品を促すことを目的としています。

二次流通での手数料(ロイヤリティ)【購入者負担】

OpenSeaでは、NFT作品が流通・転売されるたびに制作者に手数料が入るよう設定できます。

そのため、一度作品が売れた後も、転売が繰り返されることで、継続的に一定の手数料が還元されます。

ただし、現状、他のマーケットプレイス「Rarible(ラリブル)」に転売された場合は、二次流通の手数料を受け取ることができません。

二次流通でのロイヤリティは、NFTマーケットプレイスにより導入状況が異なります。

NFTマーケットプレイス手数料比較

NFTマーケットプレイスで発生する手数料を表にまとめました。

NFTマーケットプレイス

出品に際しての審査販売手数料ブロックチェーン
Coincheck NFT(β版)β版は特定のNFTのみ販売価格の10% 出庫手数料:0.01~0.16ETHイーサリアム
Adam by GMO審査あり二次販売手数料:売上金額の5%
決済手数料(クレカ決済):3%
振込手数料(日本円取引):300円
イーサリアム
SBINFT承認を受けたnanakusa公認アーティスト及び提携事業者のみ一次販売手数料:10%イーサリアム、ポリゴン
HEXA審査あり販売手数料:20%イーサリアム
楽天NFT楽天NFTの各ショップまたはマーケットプレイスで購入したモーメントのみ出品することが可能販売手数料:14%楽天の独自ネットワーク
LINE NFT審査なしNFTアイテムごとに異なるLINE Blockchain
OpenSea審査なし販売手数料:2.5%イーサリアム、ポリゴン、ソラナなど
LooksRare審査なし販売手数料:2%イーサリアム
SuperRare審査あり一次販売金額の15%イーサリアム
Rarible審査なし2.5%イーサリアム、フロー、ポリゴン、ポルカドット、テゾス、バイナンス

まとめ

今回は、NFT出品にかかる費用や手数料を抑える方法、マーケットプレイスを解説しました。

最後にこの記事の内容を確認しましょう。

  • NFTを出品する際の費用は0円(無料)
  • OpenSeaでNFT商品が売れた時の販売手数料(2.5%)は出品者負担
  • 二次流通で継続的に手数料が還元される場合もあり

費用の仕組みを理解しておけば、初心者でも安心してNFTを出品することができます。

NFTの出品には仮想通貨が必要になりますので、まずはコインチェックで口座開設しましょう。

あわせて読みたい
NFT完全ガイド・始め方・稼ぎ方を初心者向けに解説
NFT完全ガイド:始め方から稼ぎ方まですべて解説【初心者向け】

続きを見る

  • この記事を書いた人
ponoblog

ともさか

web3関連ライター兼ブロガー。「web3でFIRE」を目指し中。仮想通貨・NFT・メタバース・AIで稼ぐを実験。海外の最新情報を常に追いかけ、初心者にも分かる解説してます。仮想通貨を7桁運用。NFTコレクター。ブログ開始3か月で、非稼ぐ系コンテンツ販売初日で0→1達成。ponoはハワイ語で「正しい方向へ導く」。読者の皆さんに正しい知識をお届けします。 ※当ブログで使用している「仮想通貨」は「暗号資産」の事を指します。

-NFT