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分散型アプリケーション(dApps)とは?定義、使用例、メリット・デメリットまで徹底解説

2024年1月2日

dappsのアイキャッチ画像

分散型アプリケーション(dApps)って一体になに?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • dAppsとは
  • 一つの権力から独立
  • dAppsの利点
  • 潜在的な欠点

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分散型アプリケーションとは?

分散型アプリケーションとは一つのコンピュータではなく、ブロックチェーンピアツーピア(P2P)ネットワークという、たくさんのコンピュータが互いにつながっているネットワーク上で動くソフトウェアプログラムのことです。

dAppsは一つの権力や会社によって管理されていないのが特徴です。

多くのdAppsは、イーサリアムというプラットフォームで作られています。

イーサリアムとは、ブロックチェーン技術を使ったプラットフォームで、dAppsを作るための基盤となります。

これらのアプリケーションは、ゲームや金融、ソーシャルメディアなど、さまざまな目的で開発されています。

分散型アプリケーション(dApps)をもっと詳しく知る

「ウェブアプリ」を考えてみましょう。

例えば、UberやX(以前のTwitter)のようなアプリは、ある会社が所有し、運営しているコンピューターシステム上で動いています。

これらのアプリは、どんなに多くのユーザーがいても、その裏側は会社によって制御されています。

一方で、dAppsはどうでしょう。

dAppsは、P2Pネットワークまたはブロックチェーンネットワーク上で動きます。
P2Pネットワークとは、先ほども説明したように、多くのコンピューターが直接互いに繋がっているシステムです。

例としては、BitTorrent、Tor、Popcorn Timeなどがあります。

これらは、P2Pネットワークを使って、多くの参加者がコンテンツを共有したり、配布したりします。

さらに、dAppsはブロックチェーンネットワーク上で動くこともあります。

これらは公開されていて、誰でも自由に使えるもので、一つの権力や会社による支配や干渉がありません。

例えば、開発者はX(Twitterのような)dAppを作ってブロックチェーン上に置くことができます。そこでは、どのユーザーでもメッセージを投稿することができ、一度投稿されたメッセージは、アプリの作成者でさえも削除することができません。

分散型アプリケーション(dApps)の用途

dAppsは、さまざまな機能やアプリケーションを分散化し、仲介者を必要としないように開発されています。

例えば、自動で実行される金融契約多人数参加型のゲームソーシャルメディアプラットフォームなどがあります。

また、ブロックチェーンを使った安全な投票ガバナンス(組織の運営方法)のためのdAppsも開発されています。

ウェブブラウザに組み込まれ、広告の提供、ユーザー行動の追跡、暗号通貨による寄付の募集などを助けるプラグインとしても機能します。

dAppsの実用例をいくつか見てみましょう。

  1. 金融サービス: dAppsは、通貨の交換や資産の移転など、ピアツーピアの金融取引を容易にするために使われます。
  2. サプライチェーン管理: dAppsは、供給チェーンを通じた商品の動きを追跡し、透明性と説明責任を確保するために使われます。
  3. 身元確認: dAppsは、投票名簿やパスポート申請などに使われる身分情報を安全に保管し、確認するために使われます。
  4. 不動産: dAppsは、購入者と売り手の間で直接行われる不動産の売買を容易にし、物件所有権や関連書類(例えば権利証)の追跡にも使われます。
  5. 医療: dAppsは、医療記録の保管と追跡、医療専門家間のコミュニケーションと協力を促進するために使われます。
  6. 教育: dAppsは、学生と教師が直接相互作用し、協力できる分散型学習プラットフォームの作成に使われます。
  7. ソーシャルメディア: dAppsは、ユーザーが中央機関なしで相互作用し、コンテンツを共有できる分散型ソーシャルメディアプラットフォームの作成に使われます。
  8. 予測市場: dAppsは、さまざまなトピックに関する予測を行い、正確な予測で報酬を得ることができる分散型プラットフォームの作成に使われます。

分散型アプリケーション(dApps)に関連する詐欺

dAppsはたくさんの便利な使い方がありますが、注意が必要な点もあります。

まず、ポンジースキームという詐欺があります。

これは、初期の投資家に、後から来た投資家のお金で利益を支払い、大きな利益が出ているように見せかける詐欺です。

残念ながら、dAppsでもこのような詐欺が行われています。

次に、偽の初期コイン提供(ICO)という詐欺があります。

これは、新しい暗号通貨やdAppの開発のために資金を集めると言っておきながら、実際にはその開発を行う意図が全くないというものです。

さらに、フィッシング攻撃もあります。

これは、偽のウェブサイトやメールを使って、人々をだまし、機密情報を明かさせる詐欺です。

dAppsを通じてもこのような攻撃が見られます。

加えて、dAppsがマルウェアやウイルスの配布に使われることもあります。

これらは、ユーザーのデバイスを危険にさらし、機密情報を盗むことがあります。

このため、dAppsを利用する際には注意が必要です。
分散型アプリケーションは、その性質上、犯罪者を追跡したり責任を問うのが難しいことがあります。

だからこそ、慎重に行動し、十分な調査をすることが大切です

実際に、業界の分析グループであるDappRadarは、2022年にdAppsを標的とした312件のハックや脆弱性が記録され、約480億ドルの損失が発生したと報告しています。

分散型アプリケーション(dApps)の利点と欠点

利点

  1. ユーザーのプライバシー保護: dAppsの大きな利点の一つは、ユーザーのプライバシーを守ることができる点です。dAppsを使う時、個人情報を提出する必要がありません。スマートコントラクトを使って、匿名の二者間で取引が完了します。スマートコントラクトとは、条件が満たされたら自動で実行される契約のことです。
  2. 言論の自由: dAppsは、検閲に強い代替ソーシャルメディアプラットフォームとして開発されることができます。分散型のソーシャルメディアプラットフォームでは、ブロックチェーン上のどの参加者もメッセージを削除したりブロックしたりできません。
  3. 新しいdAppsの迅速な展開: イーサリアムは、新しいdAppsを作るための柔軟なプラットフォームです。これにより、開発者はデジタルアプリケーションの革新的な使い方を見つけることに集中できます。これは、銀行業、金融、ゲーム、ソーシャルメディア、オンラインショッピングなど、多くの業界でdAppsの迅速な展開を可能にします。

欠点

  1. まだ実験的な段階: dAppsの使用はまだ初期段階で、特定の問題や未知のリスクがあります。アプリが効果的に拡大できるかどうかはまだ疑問です。大きな計算を必要とするアプリは、ネットワークを過負荷にして、ネットワークの混雑を引き起こす可能性があります。
  2. ユーザーフレンドリーなインターフェースの開発: 伝統的な中央集権的な機関が開発したアプリのユーザーは、使いやすさを期待しています。dAppsに人々を移行させるためには、開発者が人気のあるプログラムに匹敵するエンドユーザー体験と性能を提供する必要があります。
  3. コードの変更が難しい: dAppsは、展開後に改善やバグ修正、セキュリティリスクの対応が必要になることが多いです。しかし、イーサリアムによると、ブロックチェーンに公開されたデータやコードを変更することは開発者にとって難しい課題です。

このように、dAppsは多くの利点がありますが、同時にいくつかの欠点もあります。これらを理解することで、dAppsの使い方についてより良い判断ができるようになります。

分散型アプリケーション(dApps)のよくある質問

Q
イーサリアムdAppsとは何ですか?
A

イーサリアムdAppsは、イーサリアムプラットフォームを使って開発される分散型アプリケーションです。これらは「スマートコントラクト」と呼ばれる特殊なプログラムを使い、そのロジック(つまりアプリの動き)を決めます。そして、イーサリアムネットワーク上に配置され、プラットフォームのブロックチェーンをデータの保存場所として使用します。

Q
中央集権型アプリと分散型アプリの違いは何ですか?
A

中央集権型アプリは、一人の所有者がいて、その人が管理するサーバー上にアプリのソフトウェアがあります。ユーザーはアプリをダウンロードして、その会社のサーバーとデータをやり取りします。

一方、分散型アプリ(dAppまたはdappとも言います)は、ブロックチェーンやコンピューターのピアツーピアネットワーク上で動きます。ここでは、ユーザー同士が直接取引を行い、中央の権威に頼らないのです。dAppを使うユーザーは、開発者に暗号通貨を支払って、プログラムのソースコードをダウンロードし、使用します。このソースコード、つまり「スマートコントラクト」により、個人情報を明かすことなく取引が完了できます。

Q
中央集権型アプリと分散型アプリの例を教えてください。
A

中央集権型アプリの例としては、X(以前のTwitter)、Facebook、Instagram、Netflixがあります。銀行や他の金融機関も、お客様がオンラインで自分の口座にアクセスするために、このタイプのアプリを使っています。

分散型アプリの例としては、Peepeth(Xの代替ソーシャルネットワーク)、Cryptokitties(仮想の猫を売買するゲーム)、MakerDAO(安定コインDaiをサポートする分散型信用サービスで、ユーザーが担保付き債務ポジション(CDP)を開くことができます)があります。

まとめ

この記事のまとめ

  • dAppsとは:「dApps」または「dapps」とも呼ばれる分散型アプリケーションは、単一のコンピューターではなく、ブロックチェーンネットワーク上のコンピューターで動くデジタルアプリケーションです。
  • 一つの権力から独立:dAppsは、一つの会社や機関の管理や干渉を受けません。
  • dAppsの利点
    • ユーザーのプライバシーを守ることができます。
    • 検閲(情報の制限や削除)が少ないです。
    • 開発の柔軟性があります。つまり、いろいろな方法でアプリを作ることができます。
  • 潜在的な欠点
    • 規模を大きくするのが難しい場合があります。
    • ユーザーフレンドリーなインターフェース(アプリの使いやすさ)を開発するのが挑戦的です。
    • コードの変更(アプリを改善するためのプログラムの修正)が難しいことがあります。

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ponoblog

ともさか

web3関連ライター兼ブロガー。「web3でFIRE」を目指し中。仮想通貨・NFT・メタバース・AIで稼ぐを実験。海外の最新情報を常に追いかけ、初心者にも分かる解説してます。仮想通貨を7桁運用。NFTコレクター。ブログ開始3か月で、非稼ぐ系コンテンツ販売初日で0→1達成。ponoはハワイ語で「正しい方向へ導く」。読者の皆さんに正しい知識をお届けします。 ※当ブログで使用している「仮想通貨」は「暗号資産」の事を指します。

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